観世音体育は2部構成です。今回お伝えしているのが、第1部、足踏みしながら延命十句観音経をテンポよく唱えるものです。
いつの時代も私たち人間は、心に悩みを抱えて生きています。また日常のストレスからか、いつもイライラしていて、感情的になりやすいようです。明らかに心身ともに疲労しているのでしょう。
そんな現状を少しでも改善する方法があるならば是非実行してみたいというご要望にお応えして、満を持して登場したのが観世音体育であります。
第一部の観世音マーチを行う上で、
1、声を出す。
2、体を動かす。
この2つを特に心がけてください。場所や状況にもよりますから、大きな声が出せない時は、つぶやく程度でも良いし、念ずるだけでも良いと思います。足踏み、腕振りも、その場で許される範囲でやってください。
副作用の無い頓服みたいなものだからずっと続けて良いです。むしろその方が良い結果が得られます。何より心に効く。そして身体にも効くんです。
心身一如の運動法
観世音体育は身体にも効くんです。
今日は、そのことをお話します。
観世音体育の実践編(身体への影響)
立ち姿勢
観世音体育の実践として、基本姿勢を習得してください。
まず両足を肩幅くらいに開いてください。
両足首の力を抜いて、次に両膝の力を抜いていきます。全部抜いたら立っていられませんから程々にお願いします。
両足首、両膝と緩め、両股関節も緩めます。
両股関節が緩むと格闘技の前蹴り、側刀蹴り
などの技も出し易くなります。
東洋武術も東洋医学もその始まりは同じ起源に由来します。中国3000年とも4000年とも言われるリアルな歴史の変遷が育んだ実学あり、ロマンでもあります。
話が逸れて行きそうなので、それはさて置き、
立ち姿勢に戻ります。
両脚を全体に緩めて立つ事が出来たら、次に骨盤を意識してください。お尻のほっぺたにえくぼを作る感じにしてください。品の無い表現は個人的に好きでは無いのですが、尻の穴をギュッとしぼめるのがコツです。
観世音体育では、この骨盤の状態を、"腰を納める"と表現しています。
そして''おへそのカタチをタテにする"のがコツです。
この写真のT子さんは70代の女性です。
ビフォー、アフターみたいになってますが、この写真の場合は、そういうたぐいのものではありません。
何故なら、上の写真から下の写真の間はわずか10秒程であり、施術はしていません。ただ一言
「腰を納めて、おへそのカタチをタテにしてみましょう!」
と、申し上げただけで、この通りです。
インナーマッスルがしっかり効いていますから肩の力は抜けています。とくに頑張らなくても、前屈みは解消しました。
もうひとつ良いことは、この状態は姿勢改善と同時にインナーマッスルのトレーニングにもなっていることです。インナーマッスルは地味な持続的運動で時間をかけて鍛える必要があります。
T子さんありがとうございました。
前回2019.12.02にいらした時に、最近歩く格好が悪くなったと気にしてましたが、本日2019.12.19の立ち姿勢は明らかに改善しているように思います。
これからも、観世音体育で健康生活を楽しんでください。
(令和1年12月19日の埋め込み記事)
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皆さんはいつもご自分がどんな状態か意識したことがありますか?
多くの人は普段おへそが横にべちゃーと潰れたようになってるんじゃないかな?
そうすると、背中も腰も曲がったままになってしまいます。内蔵は圧迫され呼吸も浅くなりがちです。
もう一度復唱します。
腰を納めて、おへそのカタチをタテにする。
忘れないでください。かんぜーおん。なぁむーぶつ。を唱える時は、同時に、腰を収めておへそのカタチをタテにする。のです。
これは、ベル反射のような条件反射にしてしまうのが理想です。
何が良いかと言えば、この姿勢はインナーマッスルを使っているのです。
インナーマッスルとは深層部の筋肉です。
腰のインナーマッスルと言えば、代表的な筋肉で大腰筋、腸骨筋、腹横筋、骨盤底筋群
等がありますが、普段は、なかなか鍛えにくい筋肉です。そのために、アウターマッスルとのバランスが崩れてしまい、そのことが慢性腰痛に関係することが最近分かってきました。インナーマッスルはアウターマッスルのように鍛えてすぐに結果の出る筋肉ではありませんが地味な努力で鍛えることが可能です。
腰を納めて、おへそを縦にする意識がインナーマッスル強化につながります。
インナーマッスルをうまく使う観世音体育の第一部、観世音マーチは、加齢とともに曲がった腰にも良いし、産後の骨盤底筋群の問題も解消できる可能生のある素晴らしい方法です。
かんぜーおん。とやり出すと同時に腰が収まり、おへそが縦になるように、考えなくても体が反応するように、いつでもどこでもかんぜーおん。続ける事が大切です。