観世音体育の会

白隠さんが教えてくれた誰でも出来る健康生活

No.8 第2部 五観の法の解説

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いよいよ第2部に入ります。

第2部を『五観の法』としました。

五観の法というものが昔からあったわけではないので、筆者が命名させていただきました。 

とは言うものの、世の中に、全く新しい発明なんてあるのでしょうか?

例えば発明を特許だとします。全くのゼロから生み出されたものとします。

その場合、特許なんてそうそう簡単に出来るものではありません。

 

今回発表させて頂く、五観の法も、数ある気功法の亜流です。亜流とはひとぎきが悪いので、改良版と言いましょうか。

特許で言えば、実用新案です。

最近の表現を使うなら、イノベーション。健康イノベーションというわけです。

 

第2部は、『夜船閑話』著者白隠をベースにしています。

No.3でサクッと『夜船閑話』のことや白隠さんの事など説明はしましたが、酔っ払いの立ち話みたいに、資料も裏付けも無く、薄〜い記憶力だけで、図々しくもご紹介しました。やはり今回、『夜船閑話』をベースにした第2部、五観の法を発表するにあたって、たまには賢い文章も読んでもらいたいと思います。

 

幸い、著者の出身校でもある花園大学で長らく教鞭を取られた、白隠研究の第一人者、芳澤勝弘(よしざわかつひろ)先生の白隠フォーラムを受講する機会がありました。そこで、学問的研究というのは大変おもしろく、また手強い世界だと知りました。それと同時に、無知ほど罪な事は無いということも思い知ることができました。

ここはひとつ、この先生のお力をお借りします。

 

教養に飢えた読者の為に、芳澤勝弘先生の『白隠』禅画の世界 角川ソフィア文庫から"白隠の略伝"の部分を引用させて頂きます。

 

(以下引用文 )

白隠の略伝

白隠の生涯の行履(あんり)をまとめたものに『神機独妙禅師年譜』(以下年譜)がある。白隠の弟子である東嶺円慈(とうれいえんじ)1721〜1792が書いた草稿をもとに、東嶺の弟子である大観文殊(だいかんぶんしゅ)が編集しまとめたものである。

これとは別に、白隠自身の記録もある。白隠ほどみずからの生い立ちや生涯を語った禅僧はほかにいないだろう。自伝というべきものもいくつも著している。もっともよく知られるものが『夜船閑話』である。これは五十七歳(以下年齢は数え年)の時に書かれた『寒山詩闡提記聞』(かんざんしせんだいきもん)の中の自伝的部分のみを、のちに仮名法語にしたものである七十七歳のときには『策進幼物語』(さくしんおさなものがたり)を、そして、最晩年、八十二歳のときには『壁生草』(いつまでぐさ)という自伝を書いている。(中略)

白隠は貞享(じょうきょう)二年(1685)12月25日、駿河国駿東郡原宿(現静岡県沼津市)の長沢家に生まれた。幼名を岩次郎という。三男二女の三男であった。生家は沢瀉屋(おもだかや)という問屋(といや)であった。(中略)

 

生家の長沢家の周囲には、「東海道分間延絵図」で見るだけで三つの寺がある。

長沢家に隣接して時宗の西念寺、西には日蓮宗の昌原寺、東のほうには、のちに白隠が住職することになる臨済宗の松蔭寺があった。ともに、白隠に深く関わった寺である。

日蓮宗の昌原寺は長沢家の菩提寺であった。長沢家はもとは、甲州身延の長沢村(現山梨県南巨摩郡富士川町)の出身といわれ、大石寺(現静岡県富士宮市)開祖日興上人1246〜1333に帰依する熱心な日蓮宗の信者であり、禅師の母は特に信仰の篤い人であった。また、禅師の父は、

もとは伊豆の杉山氏で、松蔭寺を中興した大瑞宗育(だいずいそういく)和尚?~1660の甥にあたり、大瑞和尚の世話で長沢家に婿入りした人である。 

 

(引用終了) 

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以上、芳澤勝弘先生のご著書『白隠』禅画の世界からほんのさわりだけご紹介させて頂

きました。白隠さんの禅画の魅力を学問的に研究することにより偉大な禅僧の世界観を

見事に解き明かした名著です。興味ある人はお買い求め下さい

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はい、ご無沙汰しました。またブログの主が帰ってまいりました。

No3での著者の説明がいかにでたらめだったかよくわかりますね。学術的な研究者と、

白隠さんが趣味だ〜。なんてレベルの人間の 知識量の差なんで仕方ないと諦めてくださ

い。

 

そんなわけで、No3のブログも修正しないでそのまま残しておきましょう。

著者も、齢64歳でございますが、良い経験をさせていただいております。しらなかっ

たり、勘違いしていることをあらためて覚えることはとても楽しみです。ブログを書き

ながら、読者の皆様と一緒に学んでいきたいと思います。

 

今回はここまでです。

ありがとうございました。

引き続きよろしくお願いします。